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現代社会では、勉強や仕事、対人関係などで、ストレスが起こりやすいといえます。実は、ストレスの影響により、乾燥肌や肌荒れが起こることがあります。

乾燥肌は、紫外線や偏った食生活、化粧品、洗剤、シャンプーなどでバリア機能破壊やターンオーバー機能破壊などでも起こりますが、ストレスの影響でも起こります。普段の日常生活で起こりやすいストレスですが、うまくストレスを解消することにより健康なお肌を保つことができます。

しかし、なぜストレスを受けると、お肌に影響があるのでしょうか。今回は、ストレスの影響による乾燥肌について解説します。

ストレスの種類

ストレスは大きく分けると、「身体的ストレス」「精神的ストレス」の2種類にわかれます。身体的ストレスは、さらに「外的ストレス」「内的ストレス」の2種類に分かれます。

精神的ストレスも、「社会的ストレス」「心理的ストレス」の2種類に分かれます。これらのストレスについて、下記にまとめました。

身体的ストレス

外的ストレス

外的ストレスは、さまざまなストレスに分けることができます。例えば、病気や怪我、長時間勤務、長距離通勤などによる「肉体ストレス」です。空気汚染やタバコ、酒、食事は「化学的ストレス」といいます。

細菌やウイルス、花粉などは「生物的ストレス」、暑さ寒さ、気圧の変化は「物理的ストレス」です。ほこりや照明、騒音などは「環境的ストレス」で、運動不足や運動のし過ぎは「運動関係ストレス」です。その他、偏食や過食、小食、栄養不足などは「仕事関係ストレス」に分けられますが、心理的要素も関係してきます。

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内的ストレス

内的ストレスは、睡眠不足や睡眠過剰、夢などが原因で起こる「睡眠関係ストレス」や、夜更かしなどの不規則な生活で起こる「生活関係ストレス」があります。他には、生理痛や妊娠による身体の変化も内的ストレスに入ります。

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精神的ストレス

社会的ストレス

精神的ストレスに属する社会的ストレスは、さまざまなストレスに分けることができます。例えば、友人や家族、隣人、嫁姑、同僚、部下、上司、取引先などは「人間関係ストレス」です。

人間関係ストレスに似ていますが、結婚や離婚、同居、転居、家庭内暴力、子供の独立などは「家庭関係ストレス」です。社会的に多いストレスは、転勤や退職、残業、夜勤、左遷、失業、昇進、責任、セクハラなどは「仕事関係ストレス」です。

身体では、病気や怪我、疲労、妊娠、出産などで起こる「身体関係ストレス」です。子供に多いのは、進学や退学、いじめ、成績不振、転校、入学などの「学校関係ストレス」です。

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心理的ストレス

心理的ストレスは、社会的ストレスと同じものもありますが、離婚や別居、死別などの家族や友人、恋人などの喪失による「喪失体験ストレス」があります。他には、失恋や恐怖、病気や将来などの不安、挫折なども心理的ストレスに入ります。

ストレスと活性酸素

ストレスを受けると、なぜ乾燥肌になるのでしょうか。身体はストレスを受けると、ストレスに対抗する「副腎皮質ホルモン」を分泌します。ストレスに対抗するホルモンの総称を「抗ストレスホルモン」といいます。

副腎皮質ホルモンが分泌したり、分解されたりする過程で活性酸素が発生します。また、ストレスを受けると身体は緊張します。これは、ストレスを受けて「アドレナリン」が分泌するためです。

さらに、身体が緊張すると、血管が収縮して血流が悪くなります。その結果として、血圧が上昇します。その後、コルチゾールが分泌されてブドウ糖を作り出し、血糖値を上げようとします。

この作用は、アドレナリン分泌により体内で外敵と戦うために、エネルギーが必要となるからです。しばらくして、ストレスから解放されると、身体の緊張が解けて血管が拡張して血液が大量に流れます。このときに、活性酸素が発生します。

なぜ活性酸素が発生するかといえば、ストレスでアドレナリンが分泌されると血圧が上昇して、末梢血管の血液量が一時的に少なくなります。すると、心臓から末梢血管への血液量をカバーするために、心臓から大量の血液を送り出します。

その後、すぐに血液を心臓へ戻さなければなりません。このとき、白血球の一種である好中球が、「スーパーオキシド」という活性酸素を出すのです。ここで発生したスーパーオキシドは、体内の血管を傷つけてしまい、お肌にも影響が起こるというわけです。

ストレスで活性酸素が発生すると、免疫力が低下して肌荒れや胃痛、動脈硬化、心筋梗塞など、さまざまな病気を引き起こします。人はストレスを受けると、甘い物や脂っこい物などを食べたり、お酒を飲んだりしてストレスを発散しようとします。

また、運動不足も重なることにより、高血糖になり活性酸素が増えるという悪循環になります。

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活性酸素とテロメア

テロメアとは、細胞の中にある「染色体(せんしょくたい)」の末端にある塩基のことです。テロメアは、この染色体がバラバラにならないように守る作用があります。テロメアは、生命が誕生したときには約1万塩基対ありますが、半分くらいになると死ぬといわれています。

つまり、テロメアの長さが長ければ長いほど、長寿を保つことができるのです。テロメアは、さまざまな原因により短くなります。通常、テロメアは、細胞分裂を繰り返すことにより短くなります。特に、何も問題がなければ、おおよそ100歳までは生きられるといわれています。

しかし、100歳まで生きられる人は、そう多くありません。なぜなら、人は病気になるからです。病気になると細胞が死んでしまい、その回復のために多くの細胞分裂が必要になります。その結果として、テロメアが短くなるのです。

ガンや心疾患、脳疾患、糖尿病など、大きな病気になると寿命が縮まるのはこのためです。テロメアは、一度短くなると再生されないため、別名「命の回数券」と呼ばれています。

テロメアが短くなるには、活性酸素が大きく関わっています。病気などで発生した活性酸素を、細胞が浴びるとテロメアが短くなり、寿命を縮めるのです。活性酸素はストレスでも発生するため、ストレスを受けるとテロメアも影響を受けて、乾燥肌の原因になります。

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乾燥肌予防のためのストレス対策

前述したように、ストレスには「外的ストレス」「内的ストレス」があります。つまり、ストレスといっても、さまざまなストレスがあり、対策法もたくさんあります。ストレスを解消するには、幅広い意味でのストレス対策が大切です。

あまり考え込むと、そのことがストレスとなり、身体に影響を及ぼします。少しずつでいいので、さまざまなストレスを除去する方法を、生活の中に取り入れていきましょう。我々はストレスを受けると、体内に活性酸素が発生します。

この活性酸素を除去する「抗酸化物質」といわれる物質がありますが、これを多く含む栄養素を摂取することをおすすめします。抗酸化物質には、代表的なビタミン類やミネラル、ポリフェノールなどの摂取が有効です。

例えば、緑黄色野菜の中には、抗酸化物質のビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンC以外にも、ビタミンEやβカロチンなども含まれています。ビタミンCは、緑黄色野菜以外にもフルーツなどの多く含まれているので、レモンやいちご、キウイ、みかんなど、季節のフルーツや野菜を多く摂取しましょう。

ビタミンEは、強い抗酸化力を持っています。ビタミンEは、ゴマや大豆などに多く含まれています。ポリフェノールは、最も強い抗酸化力を有しているといわれ、植物の色素や苦味などの化合物の総称のことです。

さまざまなポリフェノールの種類があり、自然界には約5千種類以上あるといわれています。大豆には「イソフラボン」と呼ばれるポリフェノールがあり、女性ホルモンと似た作用があるので、更年期障害の改善に期待がもてます。

ブルーベリーや赤ワインなどで知られる赤紫の色素もポリフェノールの一種です。ブドウやベリー系には、「レスベラトロール」という若返り遺伝子と呼ばれる「サーチュイン遺伝子」を活性化する作用があります。

緑茶には、ポリフェノールの中でも最強といわれる「EGCG(エピガロカテキンガレート)」と呼ばれる抗酸化物質が多く含まれています。

 

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現代社会では、食品や水、空気、日曜生活用品、公害、紫外線など、さまざまな活性酸素を発生する要素がたくさんあります。我々は、その環境の中で暮らしているので、いかに活性酸素が発生しないように生活することが健康でいる秘訣になります。

それには、酸化した食品や塩素で消毒した水を控えたり、紫外線を浴びすぎたりしないことです。合成界面活性剤が含まれた化粧品を控えることも、活性酸素からお肌を守る秘訣になります。

また、嗜好品のお酒やタバコ、菓子類、インスタント食品などを控えるなど、普段の食生活やストレスを減らすことも乾燥肌対策になります。