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前日の夜に大量にお酒を飲むなど、誰でも時には夜更かしをすることもあるでしょう。しかし、次の日の朝に、ニキビができたり目の下にクマができたりすることはないでしょうか。

夜更かしだけでなく、隔たった食事や菓子類、インスタント食品、寝不足、ストレスなども肌荒れの原因になります。こうした生活習慣の乱れから乾燥肌が起こることがあります。

こうした生活習慣を、少し改善するだけで肌荒れが改善して、お肌が再生することができます。今回は、生活習慣の乱れから起こる乾燥肌について解説します。

 あなたの生活習慣チェック

前述したように、夜更かしや隔たった食生活、寝不足、ストレスなどは、肌荒れや乾燥肌の原因になります。一度、自分の生活習慣をチェックして、普段の生活を見直すことからはじめましょう。下記に生活習慣の質問についてまとめました。自分でいくつ当てはまるかチェックしてみましょう。

 

・よく便秘になる

・タバコを吸う

・お酒は週に3回以上飲むことがある

・お菓子など、甘い物を食べる

・ファーストフードや出来合いの食事が多い

・食事する時間や回数が不規則である

・お腹や胃に痛みや不快な症状がある

・ストレスをよく感じる

・都市部などで空気が悪いと感じる

・睡眠時間が取れず、6時間以上寝られない

・シャンプーやリンスなど、自然のものを使用していない

・普段使用する化粧品は、添加物が多い

・水道水をよく飲む

 

如何でしょうか。前述した生活習慣の質問で、60%以上チェックが入る方は、生活習慣を改善する必要があります。

編集済ニキビを気にする女性

便秘による肌荒れ

近年では、便秘と肌荒れの関係性について、注目度が高まっています。便秘が、お肌に関係していることは事実のようです。便秘により、腸内環境が悪化することで、確実にお肌が荒れてしまいます。お肌が荒れれば、乾燥肌にもなります。

便秘の症状は女性に多く、便が腸内に長く留まることにより、善玉菌が減って悪玉菌が増えるため腸内でガスが発生します。これは、便が腸内に長く留まることで腐敗や発酵が進むからです。

栄養素が取り除かれた便は、身体にとって有害物質です。通常、便が長く留まれば便意をもよおすなど、体外に排出させる作用が働きます。しかし、便秘により便が腸に留まってしまうため、身体に悪影響を与えます。

例えば、ガスや老廃物が腸壁から吸収されて血液や水分に混ざるため、肌荒れの原因になります。なぜなら有害物質は、毛穴などから体外へ排出されますが、通常のお肌の汚れや水分を排出する機能が落ちてしまうからです。

それにより、お肌の新陳代謝が追いつかなくなり、肌荒れや乾燥肌になります。また、便秘は肌荒れだけでなく、身体がむくんだり食欲不振になったりすることもあります。便秘による腸内環境の悪化は、新陳代謝を司る自律神経の働きを弱めることになり、肌荒れの原因になるのです。

腹痛女性1

タバコによる肌荒れ

タバコを吸うことにより、血管が収縮するために血液の流れが悪くなります。血液の流れが悪くなると、お肌に必要な栄養素が皮膚に行き届かなくなります。栄養素は、お肌の新陳代謝に重要な要素です。

新陳代謝がおこなわれないと、角質層に古い角質や垢などが堆積して、毛穴に汚れや皮脂などがつまります。その結果、ニキビや吹き出物などが起こるのです。

また、タバコを吸うと体内に一酸化炭素が取り込まれ、酸素を運ぶ血液中の「ヘモグロビン」が一酸化炭素と結合して酸欠状態になります。酸欠状態になると、肌の栄養素が送られなくなり、肌荒れにつながります。

タバコを吸うことで、一酸化炭素以上に有害なものは、活性酸素の発生です。体内にタバコの煙が侵入すると、煙に含まれるタールやニコチンなどの有害物質を攻撃するために、活性酸素が発生します。活性酸素は、タバコ自体にも含まれています。

体内で活性酸素が大量に発生すると、活性酸素が細胞を傷つけたり、体内のビタミンCやビタミンEを大量に消費したりします。体内ビタミンの消失は、美肌効果を低下させてしまいます。

変更済みタバコを吸う女性

お酒による肌荒れ

お酒を飲むと、一時的にお肌の状態がよくなったような感じがする人もいます。これは、アルコール摂取により血管が膨らんで血液の循環が進み、お酒とともに摂取した食事の栄養素が体内で行き渡ることによります。

しかし、この効果は、一時的なものです。実際には、アルコール摂取による身体への悪影響がたくさんあります。例えば、アルコール摂取により、体内ではアルコールを薄めるために多くの水分が消費されます。

これにより、お肌の乾燥が進みます。アルコール摂取後は皮膚の毛穴が広がるため、皮脂や垢が詰まりやすい状態になり、ニキビや吹き出物、炎症などの症状が生じます。

お酒を飲んだ次の日に、お肌がかさついているのは、皮膚が乾燥して角質が硬くなったことによるものです。また、アルコールを飲むと肝臓で分解する必要があり、肝機能低下につながります。

肝臓は、デトックスや新陳代謝などに関わる重要な臓器です。肝臓の機能が低下することにより新陳代謝が遅れ、肌荒れやシミ、シワ、くすみなどが生じやすくなります。

また、お酒には糖質を多く含むものが多く、糖質がお肌に必要なコラーゲンと結合して減少します。コラーゲンは、お肌の潤いや健康を保つ上でとても重要な成分です。

アルコールを飲むことで、「よく寝られる」という人もいます。しかし、これはアルコールによるリラックス作用や、血行促進作用などの一時的効果にすぎません。寝る前にお酒を飲むと、眠りが浅くなるといわれています。

なぜなら、アルコールは睡眠後に交感神経を刺激して、覚醒しやすくなるのです。深く良い眠りとは、副交感神経優位の状態を指します。ところが飲酒により、目が覚めたり利尿効果で尿意を感じたりして、夜中に目覚めやすくなるのです。

また、就寝前の飲酒は、お肌のターンオーバー機能に必要な「成長ホルモン」の分泌量が減ります。

お風呂-お酒

お菓子やファーストフードによる肌荒れ

お菓子やファーストフードには、糖質や脂質がとても多く含まれています。これらの製品を食べ過ぎることにより、皮脂が増えてニキビや吹き出物などができやすくなります。

これらの食品や食事には、「トランス脂肪酸」といわれる成分が多く含まれています。トランス脂肪酸を多く摂取すると、悪玉(LDL)コレステロールを増やして善玉(HDL)コレステロールを減らします。

さらに、これらの食品を多く摂ることにより、動脈硬化や心疾患、脳疾患、ガン、アレルギーなどの病気になるといわれています。また、お菓子やファーストフードには、「ショートニング」が含まれています。ショートニングを多く摂取すると、胃痛や便秘など、身体に悪影響を及ぼすといわれています。

お菓子やファーストフードには、炭水化物である糖質も多く含まれています。糖質を多く摂取すると、体内で代謝できずに蓄積されてしまいます。すると、タンパク質や脂質と結び付いて、変性や劣化が起こり「AGEs」という物質が作られます。

この物質は、お肌に必要なコラーゲンや、エラスチンなどとくっ付いて生成されます。AGEsは、性質上体内で分解されにくく、どんどん蓄積されます。その結果、お肌の乾燥やシミ、たるみなどの症状が生じてしまいます。

ファーストフード

このように、お酒やタバコ、お菓子、ファーストフードなどを多く摂取すると、乾燥肌になったり健康を害したりします。これらの食品を摂取することで、便秘にもなります。こうした食品は、自分でコントロールして控えたりすることができます。

もし、なかなかコントロールできない場合には、食事の順番や時間を変えるだけでも効果はあります。例えば、いきなりご飯やパンなどの炭水化物を食べると、血糖値が上昇して高血圧や糖尿病につながります。

ご飯を食べるときには、最初にサラダなど、野菜を多く食べるようにしましょう。野菜には、身体に必要なビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。次に、スープや味噌汁などでお腹を満たすと、満腹中枢が刺激されて満腹感を得られます。

汁物の後には、肉や魚などのタンパク質を摂取して、最後にご飯やパンなどの炭水化物を食べるようにしましょう。この食事の順番を守るだけで、かなり体質が改善され、お肌の状態が変化します。もちろん、お菓子やファーストフードなどの食事を減らして、なるべく自炊することが前提です。

食事する時間ですが、夜寝る前に食べたり飲んだりすることにより、胃や肝臓などの臓器に大きな負担がかかります。食事はなるべく、6時から8時までに終えるようにして、熟睡できる環境を整えることが美肌につながります。

このように、生活習慣を少しだけ変えるだけでも、肌荒れや乾燥肌などのトラブルを防ぐことができるのです。